SNOWBOARD NEXT GENERATION

カービングターンの流れでのオーリー180(トゥ抜き)のやり方

Ta Ta
2017/11/10

カービングターンの流れでのオーリー180(トゥ抜き)を解説します。

低速やキッカーでの180と異なる方法を使っています。
低速グラトリでは、重心移動を上手く利用して飛ぶ方法が多く見られます。キッカーでは、できるだけエッジを立てないフラットに近い角づけ量でリップに向かい、踏切ではバランス重視のポップに近い飛び方をすることもあると思いますが、基本的には早抜けしないで我慢してオーリーをするかと思います。

今回はしっかりと角づけしたカービングターンの流れで踏み切る方法です。具体的には、カービングターンの遠心力で限界まで板をしならせて、それをタメとして残したままその力を踏切で飛ぶ方向に使っています。上手くいけば効率的でバランス重視の打ち方になるかと思います。

カービングの流れでのオーリー180(トゥ抜き)のやり方

1. 入りの方法

普通のトウサイドのカービングターンと変わらようにしています。バーンの硬さやターンスピードに応じて打つポイントを決めておきます。

カービングターン入り

2. タメ(テイクバック)

ここから普通のカービングターンとすこし動きが変わります。踏み切るための準備として180する反対方向に上半身を回しておきます。これにより体が少しだけ閉じます。

3. 先行動作と踏切り

先行動作として腕を90°くらい先行させます。それとほぼ同時に踏み切ります。

踏切りの仕方ですが、前に飛ぶように意識した抜け方にしています。これは後傾になるのを避けるためです。板は十分しなっているのでキックで打たないようにしています。

4. 空中姿勢

板が平行になるようにしています。ノーズが上がりやすいので上がらないように気を付けています。

5. 着地

減速しないようにできるだけ進行方向と同じ向きで着地します。このとき板がフラットに近いほど減速しにくくなりますが、180°ジャストで回すことは非常に難しいので必ずフラットにしないといけないというわけではありません。

すぐスイッチターンの谷回り(ターンの入りから中盤までのこと)を始めます。

トリックのポイント

低速と高速域の違い

慣性力のない低速ではエッジをひっかけることによる回転力と上半身の回転力を使って飛ぶ方法や(ある程度運動神経が必要)、ノーズ側かテール側に重心移動することによる板のしなりやキック(先端部分)を使って飛ぶ方法が多く使われます。

逆に高速域のターン中は板が最大までしなっているので圧を抜けば反発をもらうことができるのである程度は飛びます。また慣性力がありますので真上に飛べば前に進んでいきます。

エッジコントロール

カービングのエッジを立てる量を減らしたほうが180は簡単ですが、しっかり板を立てる普段通りの滑りでの180はリスクを負いますが、打とうとする度に角づけ量を調整しないで良いので考えることが少なくなり迷いがなくなります。

失敗する理由

回転が足りない場合は、上半身が踏みきる前に早く開きすぎている可能性があります。本来、テイクバックもほぼなしで飛ぶ瞬間に少し腕を回すだけでもタイミングがあっていれば180は回ります。どうしても回らない場合は、上半身の先行を遅らせる必要があるので飛ぶぎりぎりまで我慢して、その分だけ腕の振りを素早くしてみてください。

上半身を正しく先行できれば、180以上回りすぎてしまい回転力を止めないといけないことのほうが多くなります。そのときは上半身と下半身を逆ひねりの形にして回転力を抑えてください。このような先行させた上半身を着地のときには逆に回す運動のことを2ローテと言います。

練習方法と注意点

練習しやすい条件

トゥ抜きの場合は、雪にささってしまうような柔らかい雪質よりは硬いバーンの方がやりやすいです。

柔らかいバーンで練習するとき

硬いバーンが苦手な方で柔らかい雪で練習したい場合は、まずエッジを意識してターンをするとエッジがささってしまうので、面で滑るように意識して足場をしっかりつくります。

踏み切る時は、ブーツの中のかかと側を意識してすこしフラットになるようにします。意識をつま先側からかかと側に移すときは若干フラットに近くなるので足場が不安的になり恐怖心が強くなるので慣れるまでは少しずつ練習してください。怖がって力を足元にいれ過ぎるとトウストラップが雪にあたってしまい、エッジが抜けてお腹から落ちるので大変危険です。

注意点

踏み切ると決めたら迷っている時間はありません。迷って90くらいしか回らないと非常に危険です。低速で体にしみこませてから高速域でトライしてください。

オーリーやノーリーを意識しすぎるのは高速域ではお勧めできません。板の前から後ろに重心移動するとバランスを保つのが非常にシビアになるからです。どうしても板のキックを使うほど高さを出したいときは、低速や高速域どちらも180がスムーズにできるようになってから徐々に行うようにしてください。キックでの抜けは減速しやすくもなるので難易度は高すぎますがカッコよさを求める人はぜひトライしてみてほしいです。

使用ボードやセッティングなど

板:RICE28 RT4 146.5 フリースタイル向けのツインボード
ビンディング:FLUX DM スタンス角度:6,-6 ダックスタンス
ブーツ:BURTON SUPREME
ウェア:MARQLEEN

途中の180のときは、OGASAKA アステリア 150、NOVEMBER ARTISTE 146です。 カービングメインで滑るときは157㎝の板を使用しています。

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この記事の出演ライダー

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Ta

SNOWBOARD NEXT GENERATIONの代表です。 初心者講座とテクニカル系のカービングターンを主に担当します。 競技レポート:15-16全日本テクニカル選手権大会関東予選を初出場通過、16-17… [詳細へ]

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